MFC三妻日記(仮)

茨城県常総市で活動するサッカーチームMFC三妻の活動を綴っています。

言葉の持つ力

MFC三妻の子たちはのんびりとお正月を過ごしている頃でしょうかね。ということで新年最初の記事は、はてなのお題「わたしの推し」に反応してみたいと思います。

 

2021年は日本のスポーツ選手が世界で大活躍したという印象が強いです。野球の大谷選手も、ゴルフの松山選手も華々しい成果を上げられました。また、東京オリンピックメダルラッシュに湧いた年でもありました。

 

男子サッカーでは、セルティックスの古橋選手、ユニオンーサンジロワーズの三苫選手たちが海外移籍直後から輝かしい結果を出していますし、女子サッカーでも再び海外に挑み現在はアーセナルで欠かせない選手になってきた岩渕選手や、移籍後ウエストハムでチームの信頼を勝ち取ってきている長谷川選手など、サッカーをあまり知らないSatoでも活躍を楽しみに追っかけています。

 

もちろん、この方達が今年急に活躍したということではなく、いずれの競技でも先人に追いつけ、追い越せと多くの人が、多くのものを積み上げてきた結果です。そして、そういう意味では、MFC三妻の活動などもその大きな積み上げられてきたものの裾野に当たるわけで、Satoなどもチームのお手伝いを通じて、こういう人材の育成の一部を担っているわけですね。

 

さて、その数あるスポーツの中にバスケがあり、こちらもまだ数は少ないですが、海外でも活躍できる選手が出てきています。NBAのドラフトで9位指名を受け、その指名順位に恥じない活躍を続けている八村選手、Gリーグのテキサス・レジェンズの馬場選手、ネブラスカ大学の冨永選手、女子ではルイビル大で今野選手が頑張っていますし、町田選手がWNBA挑戦?という噂も聞こえてきます。たのもしい。

 

そんな中、Satoが推すのはNBAトロント・ラプターズで6thマンの地位をしっかり固めた渡邊雄太選手です。彼の活躍を見聞きするたびに、昨年からバスケ欲が上がりっぱなしで、思わず再び「スラムダンク」全巻を買ってしまったぐらい。「おい、みてるか矢沢、お前を超える逸材がここにいるのだ。」

spread-sports.jp

このブログの趣旨としてはサッカー選手を推すのが筋なのでしょうが、渡邊選手の発する言葉が素晴らしいので、今回は是非ここで紹介させてほしいと思います。

raptorsrapture.com

先日、アメリカやカナダでもかなりバズった彼の言葉がこちら。

 "I told you guys. I jump any time. If I had a chance 100 times, I jump 100 times. That's what I do."

こちらは、1ヶ月ほど前の試合で渡邊選手がものすごいブロックをかました後のインタビューでの言葉。伏線として、以前彼のブロックの上からハイライトに出るようなすごいダンクをかまされた後のインタビューで発した「怪我や失敗を恐れてブロックに飛ばない奴らもいるけれど、単にみているだけで2点をあげる選択肢は僕にはない。100回同じ場面があれば、同じようにブロックに行くよ」という言葉があります。もちろんチャレンジャーとして、こういう気持ちはみんな持っていると思うのですが、インタビューの場面でこういうことを「言葉」にして表現できるのはすごい。そして、その言葉通りのことを行なって、そのインタビューでサラリと以前の言葉を引用して、「言っただろう」と言えるのはもっとすごい。

 

今期に入り、これまでのように色々な制限がついた契約から、正式な本契約となったことを契機に、チームがこんなスペシャル動画を作ってくれましたが、これが素晴らしい。

youtu.be

渡邊選手に才能がない、と言われてしまうとすぐに納得はできないですが、それでも確かに身体的な能力がより優れている人はいっぱいいるわけで、そんな人たちと戦っていくには持っているものを最大限に利用するための努力しかないわけで。この動画を見ると、「あなたは十分努力をしていますか?」といわれてる気がして、もっと頑張んないとなあと思わされます。

 

そして、彼自身の言葉も素敵なのですが、彼がこれまで色々な人に支えられてきて、貰ってきた言葉にもググッとくるものがいっぱいです。彼の言葉の中で、Sato的に1番心に残ったのは、指導者の方にかけてもらったという「失敗した人とは、成功しなかった人のことじゃなくて諦めた人のことだ。」という言葉。成功、失敗って何?と考えさせられるいい言葉です。

 

そして、この言葉をかけてくれた指導者の方がいた高校は、渡邊選手の第一志望の学校ではなかったことも印象的。もし、希望通りの高校に入っていたら、今NBAで活躍する渡邊選手はいなかったかもしれません。人の巡り合いを考えさせられます。

 

この言葉を含めて、渡邊選手を作り上げてきた言葉は下のThe player  tribuneの3つの記事にとりまとめられています。興味があれば、是非読んでみてください。

www.theplayerstribune.com

www.theplayerstribune.com

www.theplayerstribune.com

本人の実力や努力がなければ、何事も成し遂げられません。でも、それと同時に周り人々からのサポートがなければ、やっぱり何も成し遂げられないわけです。そんなことを改めて感じさせられる記事です。

 

上に書いたように、MFC三妻の活動も育成システムの一部を担っています。もちろんサッカー選手の育成システムでもありますが、子供達にとってはサッカーを通じてもっといろいろなものを学んでいく場でもあります。そして、その育成システムにごくごく一部とはいえ関わるということは、子どもたちに大きな影響を与える可能性もあるわけです。いい方向にも、悪い方向にも。

 

こうやって考えてしまうと尻込みしてしまいそうですが、こういった人との関与がなければ子どもたちの成長もないと思うと、やっぱりできることはしたいなあ〜と思います。渡邊選手の成長を支えたようなカッコいい言葉は出ないと思いますが、それでも「言葉の力」を信じて、色々子どもたちに話していこうと思います。

 

ということで、えらく長い投稿になってしまいましたが、Satoのイチ推しとして、NBAで活躍する渡邊雄太選手を推したいと思います。渡邊選手、これからの活躍を楽しみにしています。